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旭川医科大学
皮膚科学講座

教授のご挨拶

教授のご挨拶

旭川医科大学皮膚科学講座は1976年4月1日に開設され、大河原章教授 (1976-1985年)、飯塚一教授 (1986-2014年)、山本明美教授 (2014-2024年) が代々講座を発展させてきました。私はその後を引き継ぎ、2025年5月から第四代教授を務めております。

当講座は北海道北部・東部および上川地方の皮膚科診療を担う全方位的な医師を養成し、地域医療の最前線としての役目を果たしてきました。大学では入院での重症患者受け入れのほか、外来では乾癬やアトピー性皮膚炎、膠原病、レーザーなどの専門外来を設置し、地域の中核としての診療を担っています。

皮膚は外の環境から人体を守る宇宙服であり、その機能維持は人体全体に影響する重要な臓器です。また皮膚は全身の鏡でもあり、皮膚の状態変化から内科疾患が発覚することもあります。そして皮膚科医は腫瘍切除など外科的な役目も期待されます。

腫瘍や炎症疾患の診断に際しては病理検査が通常行われますが、皮膚科医は自ら検鏡して診断を下し、適切な治療を行います。よって私たち皮膚科医は、「内科医」「外科医」「病理医」の側面をもつ皮膚のスペシャリストであり、診察-検査-治療が一体化した速攻性がその醍醐味です。

そして皮膚は複雑な臓器であり、現象としてみえている発疹の裏には様々な病態生理が関わっています。皮膚科学には、大海の如く広範なサイエンスが広がっており、研究で解き明かすべき謎は数多く残されています。新規治療も次々に開発されており、その将来性は無限です。当講座は基礎研究や臨床研究に取り組める環境を用意し、テーマを突き詰める姿勢を積極的に支援します。

また、当講座の皮膚科は女性医師が多く、キャリアサポートに力を入れていることも特徴です。これは当学二輪草センター (復職・子育て・介護支援センター) を設立した山本明美先生が打ち出された方針ですが、3人の子供を育てる私にとって共感する部分が多く、引き続き取り組んでいきたいと考えています。働き方改革への対応を進め、無理なく様々なサブスペシャリティに取り組める多様性を重視します。

地域の先生方や教室員の皆さんとともに、大学の使命である診療・教育・研究の三本柱を追求していく所存です。北の大地でともに皮膚科学を発展させましょう!

旭川医科大学 皮膚科学講座

教授 藤田 靖幸